海外FX業者XMのスキャルピングを解説!
海外FX歴10年以上の筆者が、XMはスキャルピング禁止の業者か?口座凍結はあるのか?などをはじめ、おすすめの口座タイプも紹介しています。
スキャルピング禁止業者もまとめています。
XMは多くの日本人トレーダーに支持されている海外FX業者です。
海外FXで人気のトレードと言えばスキャルピングですが、最大888倍レバレッジが使えるXMでスキャルピングを検討している方もいるでしょう。

もくじ
XMはスキャルピング禁止?
XMはスキャルピング禁止の業者ではありません。
公式サイトの「よくある質問」でもスキャルピングを認めていると記載しています。
スキャルピングを認めていますか?
はい、認めています。出典:XMよくあるご質問
XMでは問題なくスキャルピングを行うことができます。
スキャルピングの取引量・回数制限もなし
XMではスキャルピングの取引量・回数制限がありません。
1回の取引で500万通貨まで保有できますが、この範囲であればスキャルピングができます。
また取引の回数制限もないため、1日に100回を超えるような取引でも問題ありません。
自動売買のスキャルピングもOK
XMではEAを使った自動売買に対応しています。
業者によってはスキャルピング系のEAを使った自動売買が禁止されていますが、XMは自動売買でスキャルピングを行うことができます。
そのため、チャートを閲覧できる間は裁量のスキャルピング、それ以外は自動売買のスキャルピングのように使い分けができます。
自動売買をメインで行うトレーダーにもおすすめです。
どの口座タイプでもスキャルピングができる
XMには、マイクロ口座・スタンダード口座・ZERO口座の3タイプの口座が用意されています。
すべての口座タイプでスキャルピングが認められています。
またスキャルピングの条件が口座タイプで変わることもありません。
XMのスキャルピング禁止取引とは?
XMは規制が厳しくないので、通常のスキャルピングなら問題ありません。
しかし、XMが禁止している取引でスキャルピングを行うとペナルティの対象になります。
XMのスキャルピング禁止取引は主に3つです。
複数口座間の両建てスキャルピングは禁止
XMは同一口座内で両建てするのは許容されていますが、複数口座を使った両建てや他の海外FX業者の口座を使った両建ては禁止されています。
当然ながら、複数口座間の両建てでスキャルピングを行うこともできません。
また完全な両建てでなくても、「NZドル円」・「豪ドル円」のように似た値動きをする通貨で両建てするのも禁止されています。
接続遅延やレートエラーを利用したスキャルピングは禁止
経済指標前後や大統領選挙、テロや自然災害などが発生すると、レートが大きく動いて市場が混乱します。
このタイミングは多くのトレーダーが取引に参加し、損失を減らすために決済する人もいれば、大きな値動きを狙う人もいます。
サーバーへのアクセスが集中し、接続遅延やレートエラーなどが発生して、正しい価格で取引できない状態になります。
この接続遅延やレートエラーを利用したスキャルピングはサーバーへの負荷が大きいことからXMでは禁止されています。
窓開け・経済指標のみを狙ったスキャルピングは禁止
XMでは窓開けや経済指標のみを狙ったスキャルピングが禁止です。
これらのタイミングは取引参加者が増えるため、他の時間帯に比べると取引が集中しやすくサーバーの負荷が大きくなります。
このタイミングのみのスキャルピングは禁止ですが、平常時も取引していれば窓開けや経済指標発表前後にスキャルピングするのは問題ありません。
スキャルピングで口座凍結する?
スキャルピングで口座凍結することはありません。
そもそも公式に認められている取引なので口座凍結される理由がないです。
ただし、禁止取引や口座放置などで口座凍結する場合はあります。
どんな状況になると口座が使えなくなるのか知っておきましょう。
禁止取引を行った場合は口座凍結になる
XMで口座凍結するのは禁止取引を行った場合です。
対象となるのは、「XMのスキャルピング禁止取引とは?」で紹介した「接続遅延やレートエラーを狙った取引」、「複数口座を使った両建て」、「経済指標発表前後や窓開け後のみのスキャルピング」などです。
他にもボーナスの不正取得などの悪質な行為でも口座凍結のペナルティを受けます。
場合によってはそのまま口座の強制解約になります。
取引活動がない場合は口座凍結になる
XMでは、90日間1回も取引がないと休眠口座になります。
休眠口座になるとボーナスはすべて消失し、口座残高が0円になるまで毎月5ドルの手数料が差し引かれます。
そして口座残高が0円になった状態で90日間放置すると口座凍結となり、新たに取引する場合は新規口座開設が必要となります。
スキャルピングでコンスタントに取引していれば口座凍結にはなりませんが、何らかの理由で一時的に取引を休むときは「ボーナスをすべて使う」、「口座から出金」するなどの対策が必要です。
XMのスキャルピングは難しいって本当?
XMでスキャルピングすることは難しくありません。
ただし、スキャルピングを行うにあたって他の業者より取引コストの面で不利だと言われています。
その理由が下記になります。
それでは詳しく見ていきましょう。
マイクロ口座・スタンダード口座のスプレッドが広い
XMのマイクロ口座・スタンダード口座は取引手数料無料の口座タイプです。
STP方式と呼ばれる取引方式を採用している口座で一般向けになります。
マイクロ口座・スタンダード口座のスプレッドは最小で約1.6pips~です。
他の海外FX業者だと同タイプの口座のスプレッドは最小で約1.3pips~ほどなので、XMのスプレッドは広いと言えます。
「これくらいの違いなら問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、スキャルピングは小さい利益を何度も取引を繰り返して積み上げていく手法です。
仮に1日に100回の取引をするとします。
スプレッドが1.3pipsの業者なら130pipsのコスト、スプレッドが1.6pipsのXMなら160pipsのコストになり30pipsのコスト差が生じます。
このスプレッドの広さからXMはスキャルピングに向かないと言われています。
ZERO口座の取引手数料が高い
XMのZERO口座は取引手数料がかかる代わりにスプレッドが狭い口座タイプです。
ECN方式と呼ばれる取引方式を採用している口座で中級者以上向けになります。
ZERO口座のスプレッドは、通貨ペアによっては0.0pipsと驚異的な狭さです。
ただし、10万通貨で1回取引あたり1.0pipsの取引手数料が発生します。
他の海外FX業者だと同タイプの口座の取引手数料は0.5~0.7pipsほどなので、XMの取引手数料は高い部類になります。
取引手数料の少しの違いでもスキャルピングで取引回数が増えてくると、取引コストに大きな差が生じます。
取引手数料の高さからXMはスキャルピングに向かないと言われています。
キャッシュバックで取引コストは回収できる
XMはスプレッド・取引手数料においてスキャルピングに不向きと言われていますが、一方でXMPポイントという独自のキャッシュバックサービスを利用することで取引コストの回収ができます。
キャッシュバックサービスとは、10万通貨の1回取引あたり最大0.67pips分のXMPポイントが付与されるというものです。
このキャッシュバックは申請不要で自動的に付与されます。
1回の取引で0.67pipsのスプレッドや取引手数料を節約できるわけですから、ポイントを活用すればスキャルピングの取引コストを大幅に抑えられます。
ただし、ポジションを10分以上保有しないとポイントは付与されません。
数秒から数分間隔のスキャルピングだとポイント対象外になるので注意してください。
XMでスキャルピングするならZero口座
XMでスキャルピングするなら、ECN方式のZero口座をおすすめします。
ここでは、Zero口座を推奨する理由を紹介します。
取引手数料がかかってもトータルコストが安い
XMは取引手数料がかかってもスプレッドが狭いため、マイクロ口座やスタンダード口座よりもトータルコストは安くなります。
仮にドルユーロの通貨ペアだと、マイクロ口座やスタンダード口座ではスプレッドが1.6pipsかかりますが、Zero口座なら取引手数料を含めて1.1pipsで取引ができます。
スキャルピングにおいて0.5pipsの差はかなり大きいです。
コストを抑えるためにもスキャルピングにはZero口座をおすすめします。
初回入金額が1万円とECN口座の中では低い
ECN口座は一般的に初回入金額が高めに設定されています。
中には数十万円以上の入金が必要な業者もありますが、XMは1万円でZero口座を使ってスキャルピングが始められます。
またXMはZero口座でもボーナス対象となるため、別途3000円の口座開設ボーナスや100%入金ボーナスなども付与されます。
ECN口座で少額資金からスキャルピングを始めるならXMのZero口座が断然おすすめです。
最大レバレッジが500倍でも十分に稼げる
XMのZero口座は最大レバレッジが500倍に制限されています。
マイクロ口座・スタンダード口座のレバレッジが888倍であることを考えると、500倍レバレッジはかなり低く感じるかもしれません。
しかし、スキャルピングなら500倍レバレッジでも十分に稼げます。
仮に1万円を入金してスキャルピングをするなら、500万円分の資金で取引を始められるので大きな利益が期待できます。
レバレッジ制限がZero口座の唯一の弱点ですが、それよりもトータルコストが安いメリットの方がはるかに大きいです。
スキャルピングがNGな海外FX業者
海外FX業者の多くはスキャルピングできますが、一部の業者は禁止や制限をかけています。
スキャルピングがNGな海外FX業者として以下の3社があります。
それぞれ解説していきます。
海外FXがスキャルピングを禁止にする理由
海外FX業者は一般的にスプレッドで収入を得ています。
そのため、取引回数が多いスキャルピングはスプレッドの収入を効率的に得られるため、本来なら業者にメリットがある取引です。
それでもスキャルピングを禁止にするのは以下の2つの理由があります。
- サーバーに負荷がかかる
- DD方式を採用している
スキャルピングは短時間に取引が集中するため、サーバーが弱い業者だと取引ができなくなるリスクがあります。
これを避けるために経済指標発表前後や早朝など取引が特に増えるタイミングのスキャルピングを禁止にします。
また国内FXと同じ取引方式のDD方式を採用している海外FX業者もスキャルピングを禁止にしています。
DD取引はインターバンク市場に注文を流さず、業者が顧客の注文を呑んで取引をします。
トレーダーが負けたらその損失分を利益に出来るのがDD方式です。
スプレッドで収入を得ることができなくても顧客の損失を収入にできるため、スキャルピングを許容する理由がありません。
海外FX業者の多くはスプレッドや取引手数料が主な収入源のNDD方式(STP/ECN)方式を採用していますが、一部の業者はDD方式を採用しています。
iFOREX
iFOREXは公式にスキャルピングを全面禁止にしている海外FX業者です。
iFOREXの規約には以下のような文言があります。
7.1.14
お客様は、市場濫用と定義される方法またはその他の不正な方法で取引プラットフォームを使用したり、注文をしたり、取引を開始したりしないことに、同意します。これには時間差取引やサーバーの遅延の利用、価格操作、時間操作、スキャルピング、他のすべての不法行為、お客様に不当な利益をもたらす行為、もしくは当社が本契約の範囲外で独自の裁量により不適切、もしくは不公正とみなした行為が含まれます。
出典:iFOREX顧客契約
iFOREXがスキャルピングを禁止にしているのはDD方式を採用しているためです。
DynamicTrade
DynamicTradeは公式にスキャルピングを禁止にしているわけではありませんが、「注文してから120秒以内の取引を無効」という独自のルールがあります。
スキャルピングは数秒から数十秒という間隔で取引を行うことも多く、超短期売買のスキャルピングは実質禁止です。
LAND-FX
LAND-FXは全面的に禁止なわけではありませんが、スキャルピングの制限事項が2つほどあります。
- 経済指標発表前後のスキャルピング禁止
- システム、EAを使ったスキャルピング禁止
経済指標発表前後は他の海外FX業者でもスキャルピングに制限をかけるところはありますが、平常時も取引をしていれば問題ないところがほとんどです。
しかし、LAND-FXは普段から取引をしていても経済指標発表前後のスキャルピングは禁止されています。
筆者がおすすめする人気海外FXFX業者GEMFOREX

GEMFOREXの詳細 | |
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オススメ度 | ★★★★★ |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ゼロカット | 〇 |
約定率 | 99.99%が0.78秒以内に執行 |
最低取引枚数 | 1,000通貨 |
ドル円スプレッド | 1.2pips~ |
手数料 | 無料 |
日本語サポート | 電話・メール・ライブチャット |