海外FXはMT4やMT5などの取引ツールを使って注文を入れますが、さまざまな注文方法が選択できます。
状況に応じて注文方法を使い分けることができれば、無駄のないスムーズな取引につながるでしょう。
今回は、海外FX初心者が知っておきたい6つの注文方法とそれぞれのメリット・注意点を紹介します。
Contents
成行注文
成行注文は、海外FXの基本となる注文方法です。
チャートを見ながら「買いたい!売りたい!」と思ったときに手動で注文を入れます。
成行注文のメリット
成行注文はチャートを見ながら自分のタイミングで注文が入れられるので、すぐに注文ができて売買が成立しやすいメリットがあります。
成行注文はスキャルピングに向いている注文方法です。
スキャルピングはチャートを見ながら数pipsの利益を狙って超短期売買を繰り返していく手法で、チャートを見ながら自分の裁量で注文を入れていきます。
国内FXはスキャルピングが禁止されている業者が多いので難しいですが、海外FXはスキャルピングを許容している業者が多いので、成行でスキャルピングを行うことも可能です。
指値注文
指値注文はあらかじめ決めておいたレートに達したら自動的に注文を入れる方法になります。
たとえば、現在のレートが1ドル115円だった場合に、「1ドル118円になったら売り注文」、「1ドル112円になったら買い注文」を入れます。
指値は、「できるだけ安く買って売る、できるだけ高く売って買う」という投資の原則に基づいた注文方法です。
指値注文のメリット
指値注文のメリットは、自分で指定したレートで自動的に注文ができることです。
チャートに張り付いておく必要がなく、チャートの細かなチェックができない副業トレーダーにも便利な方法になります。
また、指値注文は「1ドル110円で買いのポジションを保有していて、1ドル115円になったら決済したい」、「1ドル110円で売りのポジションを保有していて、1ドル105円になったら決済したい」などの決済注文にも使えます。
逆指値注文
逆指値注文も指値注文と同じく、あらかじめ決めておいたレートに達したら自動的に注文を入れる方法ですが、指値注文とは逆の注文を行うことから逆指値と呼ばれています。
たとえば、現在のレートが1ドル115円だったポジションに対して、「1ドル118円になったら買い注文」、「1ドル112円になったら売り注文」を入れます。
逆指値は、「相場の動きがもし予想に反しても最低限の利益は確保をする」という注文方法になります。
逆指値注文のメリット
逆指値注文には、決済注文として使えば自動的に損切できるメリットがあります。
(例)「1ドル110円で買いのポジションを保有していて、予想に反して1ドル107円になってしまったら決済したい」「1ドル110円で売りのポジションを保有していて、予想に反して1ドル113円になってしまったら決済したい」など、それ以上の損失を防ぐための注文として有効です。
保有しているポジションに対して逆指値注文を入れておけば、相場が急変しても損失を最小限に防ぐことができるため、チャートから離れる時間が多い場合は逆指値を入れて自動的に損切するように設定しておきましょう。
OCO注文
OCO注文は、指値注文と逆指値注文を同時に行う方法です。
すでに注文してポジションを保有している状態において決済注文として使われます。
たとえば、1ドル112円で買い注文を入れたとします。
「118円になったら売り決済、110円になったら売り決済」のOCO注文を入れた場合、118円で決済した場合はもう一つの決済注文がキャンセルされて6円の利確、110円で決済した場合はもう一つの決済注文がキャンセルされて2円の損切になります。
OCO注文のメリット
OCO注文は、注文を入れたら自動的に利確や損切できるメリットがあります。
また、1つの注文で指値注文・逆指値注文ができるので、個々に注文を入れる場合に比べて手間が省けるのもメリットです。
OCOはあらかじめ決めたルールに沿って機械的に取引を進めることができるので、感情に流されやすい海外FX初心者にも向いています。
IFD注文
IFD注文は、「もし○○円で買い注文が成立したら、○○円で売りの決済注文を入れる」のように、買い・売り注文と決済注文を同時に入れる方法です、
たとえば、現在の価格が1ドル110円だったとして、「105円になったら買い注文を入れて、注文が成立したら115円で決済注文」を入れるとします。
1ドル105円になると注文①が成立し、1ドル115円になると注文②が成立して10円の利確ができます。
これに対して1ドル105円に到達しなかったら、どちらの注文も執行されません。
IFD注文のメリット
IFDは「もう少し価格が上がってその後に下がる、もう少し価格が下がってその後に上がる」など、目先のレートの動きがある程度予想できる場合におすすめの注文方法です。
また、1つ目の注文が成立した後でも2つ目の注文成立条件を変えることもできます。
レートを設定しておけば自動的に注文も決済もしてくれるので、チャートに張り付けないトレーダーにもおすすめの注文方法です。
IFD注文のデメリット
IFD注文のデメリットは、1つ目の注文が成立しないと2つめの注文が出せないことです。
また、予想を外してしまうと利益のチャンスを逃す場合もあります。
(例)現在のレートが1ドル115円だった場合に、1ドル110円で買い、1ドル120円で売り決済のIFD注文を入れるとします。
実際には1ドル111円までしか下がらず、その後に1ドル120円に到達した場合、注文①が成立していないことで、9円の利益を取り逃がすことになります。
また、注文①が成立してもレートが反転せず、ずるずると含み損が増えてしまう場合もあるので注意が必要です。
IFO注文
IFO注文は、「もし○○円で買い注文が成立したら、○○円で売りの決済注文と○○円で買いの決済注文を同時に入れる」のように、IFD注文とOCO注文を合体させた注文方法です。
たとえば、現在の価格が1ドル113円だったとして、「110円になったら買い注文を入れて、注文が成立したら120円で利確の売り決済・108円で損切の売り決済」を入れるとします。
1ドル113円になると注文①が成立し、1ドル120円になると注文②が成立して7円の利益が確定して注文③がキャンセル、逆に1ドル108円になると注文③が成立して5円の損失が確定して注文②がキャンセルになります。
IFO注文のメリット
IFO注文は1つ目の注文が成立した後、相場がどちらに動いても決済できるのがメリットです。
1度注文を入れておけば、自動的に利確も決済もしてくれるので必要以上に相場を監視する必要がありません。
ルールを作っておけば、メンタルに左右されることなく取引ができます。
リスク管理ができるので海外FX初心者にもおすすめの注文方法です。
IFO注文のデメリット
IFO注文のデメリットは、最初の注文が成立しないと取引が始まらない点です。
IFD注文と同じく、最初の注文のレート指定に失敗しないように注意する必要があります。
また、IFO注文は、「指値注文・逆指値注文・OCO注文・IFD注文」の4つの注文方法の要素を含んでいるため、それぞれの注文方法を正しく理解してないと難しく感じるかもしれません。
海外FX初心者が知っておきたい6つの注文方法とメリット注意点まとめ
成行注文以外はレートを指定して注文を行うため、注文すればチャートに張り付く必要がないメリットがあります。
一方で、スキャルピングのように小さな値幅を狙う取引ならチャートを見ながら行う成行注文が最適です。
相場によっても相性が良い注文方法は変わってくるので、それぞれの注文方法のメリット・注意点を覚えて最適な注文方法を選びましょう。
複数の注文方法を使いこなせると、その分自由度の高いトレードができるようになります。
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