「スイングトレード」は、ポジションを長期的に保有する取引スタイルです。
スキャルピングやデイトレードと違い、スワップを狙ったトレードができます。
スワップにもレバレッジを効かせられるので、レバレッジを使って長期運用することで効率的に利益が増やせます。
今回は、スイングトレードの特長やメリット、レバレッジを使ったスイングトレードについて解説します。
Contents
スイングトレードとは?
スイングトレードは、数日から数週間程度の時間軸で、ポジションを保有する取引スタイルです。
スイングトレードでは、以下の二つの利益を狙って取引ができます。
- 為替差益
- スワップポイント
為替差益は、スキャルピングやデイトレードで狙う利益と同じで、レートが動くことによって発生する利益です。
たとえば、1ドル110円の通貨を購入し、1ドル115円になったタイミングで売ると5円の利益が得られます。
スイングトレードで狙う取引1回あたりの為替差益は、100pips~300pipsほどです。
スワップポイントは、金利差調整分と呼ばれる2国間の金利差で得られる利益です。
たとえば、金利が0.1%の円で金利が2%のオーストラリアドルを買うと1.9%の金利差が発生し、スワップポイントとして毎日1.9%の金利差を受け取ることができます。
レバレッジ×スイングトレードのメリット
レバレッジを使うことで、スイングトレードの為替差益やスワップポイントの利益を増やせます。
その他にも、
- 二重の利益が得られる
- 細かいチャートチェックが不要
- スプレッドのコストが小さい
などのメリットがあります。
ここでは、それぞれのメリットを詳しく解説します。
レバレッジをかけてスワップ利益を効率的に得られる
スイングトレードでは、スワップが高い通貨ペアにレバレッジをかけて運用すると大きな利益が得られます。
スワップポイントはこちらで算出できます。
レート×取引量×金利差÷365日
以下を条件に、レバレッジ×スイングトレードのスワップ利益をシミュレーションしてみましょう。
- レート:1ドル18トルコリラ
- 取引量:1万
- 金利差:20%
- 10日間運用
この条件ですと、1日あたりに入ってくるスワップポイントはこちらです。
18円×1万取引量×0.2%÷365日=98円
10日間で入ってくるスワップポイントは、98円×10日=980円になります。
では、レバレッジを使って取引量を増やすとどうなるでしょうか?
レバレッジを50倍に増やして取引量を50万にした場合、1日に入ってくるスワップポイントはこちらです。
18円×50万取引量×0.2%÷365日=4900円
10日間で入ってくるスワップポイントは、4900円×10日=49000円になります。
50倍のレバレッジを使った場合、スワップ利益も50倍です。
少ない資金でもレバレッジがあれば、スイングトレードで大きなスワップ利益が狙えることが分かります。
二重の利益が狙える
スイングトレードのメリットは、為替差益とスワップのダブル利益が狙えることです。
スワップは、二つの通貨の金利差になるので、ショートがプラスのスワップなら、ロングがマイナスのスワップ、
もしくはショートがマイナスのスワップなら、ロングがプラスのスワップになるのが一般的です。
ロングがプラスのスワップになる通貨ペアで上昇トレンドが発生していた場合、買い注文を入れることで為替差益とスワップ利益が同時に入ってきます。
スワップポイントは継続して日ごとに入ってくるので、トレンドが終わらない限りはどんどん利益が膨らみます。
ある程度の含み益を抱えることができれば、トレンドが終わった時点で決済すると大きな利益が得られるでしょう。
細かいチャートチェックが不要
スイングトレードのメリットは、長期運用になるので細かいチャートチェックが不要なことです。
トレーダーによっては、数日間チャートを見ないこともあるほどで、時間や手間がかからないことからバイトにも向いています。
スキャルピングやデイトレードのように、一瞬一瞬の値動きに翻弄されることもなく、大まかなトレンドさえ把握しておけば、「ダマシ」の影響を受けることもありません。
スイングトレードは細かなレートの動きに振り回されず、安定感のあるトレードができるので、海外FX初心者にもおすすめです。
スプレッドのコストが小さい
FXの基本的な手数料は、取引ごとに発生するスプレッドになります。
スプレッドは買値と売値の差分になり、○○pipsで表示されます。
どれだけレバレッジを使っても、スプレッドの○○pipsの部分は変わりません。
スキャルピングでもデイトレードでもスイングトレードでも、1回あたりの取引にかかるスプレッドは同じになります。
つまり、取引回数が多いスキャルピングやデイトレードよりも、取引回数が少ないスイングトレードの方がスプレッドの支払いは少なくなるわけです。
1回に数pipsの利益を狙うスキャルピングならスプレッドも重要ですが、1回に100pipsを狙うようなスイングトレードだと数pipsのスプレッドは無視できます。
スプレッドの小ささにこだわって海外FX業者を選ぶ必要がないのも、スイングトレードのメリットと言えるでしょう。
レバレッジ×スイングトレードの注意点
スイングトレードは一度ポジションを持つと、決済するまでの期間は長期的になります。
一回の取引で狙う為替差益も100pips以上と大きく、予想と反するレートの動きをしたときのことも考えなければなりません。
ここでは、レバレッジを使ってスイングトレードをするときの注意点を解説します。
レバレッジは通貨ペアごとに変える
スイングトレードでは、スワップを狙うか狙わないかによって、投資する通貨ペアは変わります。
スワップを狙うなら、トルコリラや南アフリカランドドル、ルーブル、メキシコペソなど金利が高い新興国の通貨を絡ませる必要があります。
新興国の通貨は、スワップが高い代わりにレートの動きも大きいのが特徴です。
そのため、スワップ狙いでスイングトレードをするなら、必然的に値動きが大きな通貨ペアのポジションを保有することになるので、レバレッジを引き下げて運用しないとロスカットのリスクが高まります。
最初のうちはレバレッジ5倍以下くらいに設定し、慣れてきたらレバレッジを引き上げると良いでしょう。
スイングトレードでスワップを考えず、為替差益を中心に狙っていく場合は、値動きが安定しているドルや円、ユーロなどの基軸通貨ペアがおすすめです。
この場合、大きくレートが飛ぶリスクも小さいため、数十倍のレバレッジを使って取引もできます。
スイングトレードでは、○○倍のレバレッジを使うと事前に決めてしまうのではなく、注文する通貨ペアに応じて変えていくと良いでしょう。
損切りのラインを決めておく
スイングトレードでは、損切りラインの決め方がポイントの一つになります。
100pipsを超える利益を狙いに行くため、利確が早いと利益を伸ばすことができず、損切りが早いと損失ばかりが増えるでしょう。
損切りの決め方にはいくつかありますが、最初のうちは固定pipsの損切りをおすすめします。
たとえば、“利幅の目標が100pipsなら損切りは50pips”、“利幅の目標が200pipsなら損切りは100pips”とルールを決めておくと機械的な損切りができます。
損切りラインよりも利幅を大きくするのがポイントで、損切りの値幅の1.5倍~2倍くらいが利幅になるように設定しましょう。
レバレッジを使ったスイングトレードはゼロカットが必須
スイングトレードでも、明らかなトレンドが発生している場合や、資金に余裕があるときはハイレバレッジが使えます。
ただし、長期運用になるスイングトレードでは、ハイレバレッジを使うと急激な為替変動によって大きな損失を受ける可能性があります。
ハイレバレッジで必要証拠金を減らしておけばロスカットしても損失は少なくて済みますが、レート変動によってはロスカットが間に合わず、0円を下回って決済することも少なくありません。
ゼロカットがない海外FX業者だと、追証請求が発生して借金の返済義務が生じます。
ポジションの保有時間が短く、為替変動リスクが小さいスキャルピングやデイトレードに比べると、スイングトレードは追証を受ける可能性が高くなります。
実際、追証請求で数百万円から数千万円を越える借金を抱えたトレーダーもいます。
そうならないためにも、レバレッジを使ってスイングトレードをするなら、借金の心配がないゼロカットがある海外FX業者を選びましょう。
まとめ
スイングトレードは、為替差益とスワップポイントが同時に狙える魅力的な取引方法です。
ポジションの保有が長期的になるので、レバレッジは引き下げて運用するのが基本になります。
スワップ狙いで取引する場合、値動きが大きな通貨ペアに注文しなければならず、レバレッジが低くても為替変動リスクが無視できません。
資金に余裕を持って取引するか、レバレッジで必要証拠金を減らして運用しましょう。
また、長期運用だと決済するタイミングも分かりにくくなるため、取引を始める前に利幅と損切り設定するのも忘れないでください。
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最大レバレッジ | ロスカット水準 | ゼロカット | 約定率 |
5000倍 | 20% | 〇 | 99.79% |
最低取引枚数 | ドル円スプレッド | 手数料 | 日本語サポート |
1,000通貨 | 1.2pips | 無料 | 24時間 |
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