海外FXでは、取引に使用するプラットフォームにMT4を使うのが一般的です。
MT4は取引ごとにレバレッジをかけることも可能ですが、
- MT4ではどれくらいのレバレッジが使えるのか
- MT4ではどうやってレバレッジを確認するのか
- MT4のレバレッジの変更はどうするのか
- MT5とMT4でレバレッジに違いはあるのか
など、いろいろな疑問が出てきます。
そこで今回は、MT4やMT5の使用におけるレバレッジの使い方などを解説します。
Contents
MT4・MT5とは?FXの取引ツールのこと
MT4は、MetaQuotes社が開発して提供しているプラットフォームで、自動売買取引のツールや高機能チャートソフトとしても人気です。
MT4は2005年に開発されてから、今日に至るまで海外FXの主なプラットフォームとして第一線を走り続けています。
ちなみに、MT4には後続版となるMT5が2011年にリリースされていますが、MT4の方が知名度・利用者数ともに多いです。
ただし、MT4のサポートが終了したことで、今後はMT5に移行する流れが強まると考えられます。
MT4やMT5がハイレバレッジである海外FX向けの理由
MT4もMT5も導入しているのは、海外FX業者が中心です。
レバレッジの規制がない海外FXでは、MT4やMT5を使ってハイレバレッジトレードができます。
一方、国内FX会社だとMT4やMT5を取り扱っている会社が少なく、取り扱っているとしても独自にカスタマイズしていることがほとんどです。
国内FXで使用されているプラットフォームの多くは、FX会社が独自に開発したプラットフォームが多く、海外FXのように業者が変わっても同じプラットフォームというわけにはいきません。
レバレッジの上限が25倍に制限される国内FXでは、独自に開発したプラットフォームの方が取引において都合が良いのです。
また、インターバンク取引を導入している海外FX業者と違い、トレーダーが負けて潤う相対取引を導入している国内FXにとって、何かと調整できる独自プラットフォームの方がメリットもあります。
MT4とMT5のレバレッジや機能の違い
MT4とMT5では、使用できるレバレッジに違いはありません。
どちらも、海外FX業者が設定している最大レバレッジを使って取引ができます。
MT4とMT5の違いは以下の表のようになります。
項目 | MT4 | MT5 |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
EAの種類 | 多い | MT4より少ない |
気配値・ナビゲーターウィンドウ | 並 | 使いやすい |
動作スピード | ゆっくり | 早い |
レバレッジ | 海外FX業者の上限値 | 海外FX業者の上限値 |
これだけ見ると、MT5の方が使いやすくなっているように感じます。
MT5はMT4の進化版なので、機能が増えているのは当然です。
それでもMT4の利用者が多いのは、MT5とMT4では自動売買に使用するEAや、テクニカル分析に使用するインジケーターに互換性がないことが理由として挙げられます。
EAやインジケーターは、「MT4だとMQL4」で「MT5だとMQL5」のプログラミング言語で使われています。
MT4が誕生してからMT5が誕生するまでの期間は、歴史の中でもFXが特に盛り上がっていた時期です。
この期間中に開発されたEAやインジケーターは数多くあり、お金を払って集めたトレーダーも少なくありません。
MT5が誕生して機能性が少々パワーアップしても、EAやインジケーターを捨ててまでMT5に移行するメリットはない!と思うのが自然です。
そんなこともあって、MT4からMT5に移行は進まず、MT4が現代でも海外FXの主力プラットフォームになっています。
パソコンでMT4・MT5でレバレッジを確認する方法
レバレッジは有効証拠金が変化すると変わるため、現在どれくらいのレバレッジを使ってトレードしているのか分からなくなることがあります。
そんなとき、MT4やMT5では簡単にレバレッジの確認が可能です。
MT4とMT5でレバレッジを確認する方法はこちらになります。
- ナビゲーターウィンドウを開く
- 口座番号と口座名義の上にマウスを移動
- 浮かんできた項目に「○○;○○」とレバレッジが記載
たとえば、「1:100」と記載されている場合は、レバレッジ100倍に設定されていることを表します。
MT4・MT5のレバレッジ変更方法
MT4やMT5などのプラットフォームを使用する場合、レバレッジ変更は口座を提供している海外FX業者のアカウント画面から行なうのが基本です。
海外FX業者によってレバレッジの変更方法は異なりますが、MT4やMT5だけで簡単に行うことはできません。
トレードで使用するレバレッジは、事前に決めておくのが一般的です。
たとえば、1000倍のレバレッジが使える海外FX業者でも、最初に使用するレバレッジを500倍に制限できます。
500倍のレバレッジで物足りないと感じたら、1000倍レバレッジに変更ができるわけです。
海外FX業者によってはリアルタイムでレバレッジの変更ができるところもありますが、中にはサポートに問い合わせてから認証されないとレバレッジ変更ができないところもあります。
レバレッジの変更を希望する場合は、変更方法や条件を事前に確認しておきましょう。
スマホでMT4やMT5のレバレッジを確認する方法
Androidやiphoneなどのスマホでも、MT4やMT5を使うことができます。
使用方法については、Android端末ならplay store、iPhoneならApp storeからMT4やMT5のアプリをダウンロードし、端末にインストールさせる必要があります。
MT4やMT5のアプリからでも、現在のレバレッジ設定の確認が可能です。
方法としては、
①MT4、MT5のメニューバー「表示」→「ナビゲーター」を選択。
②ナビゲーターの口座→サーバー名にアイコンを合わせるとレバレッジがポップアップ表示。
パソコン版と同じく、「1:300」と記載されていればレバレッジは300倍、「1:500」と記載されていればレバレッジは500倍です。
リアルタイムのレバレッジが知りたいという人は、MT4の上のメニューバー「表示」→「ターミナル」でターミナルを表示し、
「通貨の金額×取引数量÷有効証拠金」で実効レバレッジの計算が可能です。
ちなみにAndroidもiPhoneもMT4やMT5のアプリからレバレッジを変更することはできません。
口座を開設している海外FX業者のアカウントページや、カスタマーサポートに連絡してレバレッジの変更をしてもらう必要があります。
MT4やMT5のデモ口座とレバレッジについて
MT4やMT5を使ってトレードする場合、海外FX業者によってはデモ口座を使うことができます。
デモ口座は練習用の口座で、仮想のお金を使って、実際の取引環境を使ってトレードを行うことが可能です。
デモ口座を使用するメリットは、海外FXのハイレバレッジトレードに慣れることや、MT4やMT5の操作に慣れることです。
デモ口座は基本的に無料で提供されており、口座を開設するタイミングで最大レバレッジを指定します。
デモ口座を開設した後のレバレッジ変更の可否は、各海外FX業者によって異なる点に注意しましょう。
レバレッジの変更は、デモ口座のアカウントから設定できるところもあれば、新しくアカウントを作り直さなければならないケースもあります。
MT4やMT5のレバレッジのかけ方
MT4やMT5でレバレッジをかける場合、海外FX業者の口座開設時に設定したレバレッジが使えるレバレッジの上限です。
トレードするときは、事前にレバレッジを設定するのではなく、必要証拠金や有効証拠金を調整しながら使うレバレッジを決めていきます。
レバレッジのかけ方を覚えるためにも、まずはレバレッジの計算方法を知りましょう。
レバレッジは、「取引金額÷証拠金」で計算できます。
たとえば、
- 1ドル100円
- 取引量1万
- 10万円の有効証拠金
を条件に、レバレッジの計算をすると
- 取引金額=100円×1万=100万円
- 取引金額100万円÷有効証拠金10万円=レバレッジ10倍
になります。
では、レバレッジを100倍にしたい場合は、どうすれば良いでしょうか?
取引量を1万から10万に増やすと、
- 取引金額=100円×10万=1000万円
- 取引金額1000万円÷有効証拠金10万円=レバレッジ100倍
になります。
取引量を増やすことで、より大きな利益を狙えるでしょう。
一方、有効証拠金が変化することによってもレバレッジは変わってしまいます。
有効証拠金10万円だったのが、含み損が増えて1万円になった場合どうなるでしょうか?
取引量1万を条件に見てみましょう。
- 取引金額=100円×1万=100万円
- 取引金額100万円÷有効証拠金1万円=レバレッジ100倍
になります。
つまり、取引量が変わらないのであれば、含み損が増えれば増えるほど、レバレッジは自動的に上がるわけです。
レバレッジを引き下げて運用したい場合も、
- 取引金額を減らす(取引量を減らす)
- 有効証拠金を増やす
ことで、レバレッジを引き下げることができます。
レバレッジの賢い使い方
MT4やMT5を使ってトレードするなら、レバレッジの調整は有効証拠金や取引量を変えて行う必要があります。
レバレッジを使ってトレードをするなら、どれくらいのレバレッジ設定がベストなのでしょうか?
適正レバレッジは、そのときの相場や余裕資金によっても変わるため、一概に「○○のレバレッジが適している」とは言えません。
ただし、ポジションの保有時間が長いほどレバレッジは低い方が良いという法則があるので、大まかな相場とレバレッジの関係については、以下のようなことが言えます。
- スキャルピングトレード:レバレッジ10~1000倍
- デイトレード:5~100倍
- スイングトレード:1~20倍
相場の状況に応じてレバレッジを使い分けましょう。
MT4やMT5でレバレッジを使う場合の海外FX業者選び
MT4やMT5で、大きなレバレッジを使って運用するなら、“追証なしのゼロカット”が導入されている海外FX業者を選びましょう。
ゼロカットがあれば、相場が急変動しても借金を抱える心配はありません。
レバレッジはトレーダー自身が調整できるので、チャンスを広げるためには最大レバレッジが大きい方が良いでしょう。
海外FXの主流プラットフォームはMT4ですが、今後MT5に移行することも考えられます。
今後のことも踏まえて、MT4だけでなくMT5に対応している業者選びがおすすめです。
たとえば、海外FX業者GEMFOREXなら1000倍レバレッジにゼロカット、MT4・MT5にも対応しています。
GEMFOREXには、無料EAが使い放題のサービスや無料VPSの提供などもあるので、ハイレバレッジを使った自動売買取引もMT4やMT5を使って可能です。
MT4やMT5はシンプルなプラットフォームですが、カスタマイズ性に優れています。
一度使い方を覚えておけば、他の海外FX業者に移行してもプラットフォームを覚え直す必要もありません。
レバレッジを使ったトレードをするためにも、プラットフォームが使いやすいことは重要です。
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最大レバレッジ | ロスカット水準 | ゼロカット | 約定率 |
5000倍 | 20% | 〇 | 99.79% |
最低取引枚数 | ドル円スプレッド | 手数料 | 日本語サポート |
1,000通貨 | 1.2pips | 無料 | 24時間 |
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