海外FXは、少ない資金でスタートしても、運用の仕方によっては大きく資金を増やすことができます。
その運用方法の一つが、雪だるま式に資金が増えて行く複利運用。
雪だるま式とは、雪玉を転ばせば自動的に雪が付着し、雪が付着する面積がどんどん増えて、雪だるまが加速度的に大きくなる仕組みをいいます。
複利運用すれば、海外FX業者でも雪だるまと同じように資金は加速度的に増えるでしょう。
海外FXで儲けているトレーダーの多くは、複利生活をしています。
では、複利運用はどのように行うのが良いのでしょうか?
今回は、単利や単利運用との違いにも注目しながら、複利運用が持つ驚異的な資金増加術を紹介します。
Contents
FXの複利運用と単利運用の違いについて
そもそも、FXの複利というのは、FX取引で発生した利益を次の取引に使用する資金に上乗せして取引量を増やす方法です。
FXの利益は、「元手×利率」で計算できます。
利益を増やすためには、元手や利率を増やさなければなりません。
複利運用では、投資で得た利益を次の投資に上乗せするため、取引ごとに元手を増やして取引ができます。
一方、もう一つの運用方法として知られているのが単利運用です。
最初の投資額に対してのみ、利息がつく運用方法になります。
簡単に説明すると、
- 単利運用=一定の投資利益がコツコツ入ってくる
- 複利運用=取引ごとに利益が大きくなる
の違いになります。
では、実際に単利運用と複利運用の違いを
- 1000万円の資金
- 1回の取引で発生する利益を投資額の10%
と仮定して見てみましょう。
単利運用の場合
単利運用で取引する場合、
- 1回目の投資利益=1000万円で100万円の利益(総資産額1100万円)
- 2回目の投資利益=1000万円で100万円の利益(総資産額1200万円)
- 3回目の投資利益=1000万円で100万円の利益(総資産額1300万円)
となります。
1回の取引ごとで100万円ずつ総資産額が増えているのが分かります。
単利運用は取引で利益が発生しても次の取引で使用しないため、何回取引を繰り返しても大きく利益が増えることはありません。
複利運用の場合
利益を次の投資に反映させる複利運用では、
- 1回目の投資利益=1000万円で100万円の利益(総資産額=1100万円)
- 2回目の投資利益=1100万円で110万円の利益(総資産額=1210万円)
- 3回目の投資利益=1210万円で121万円の利益(総資産額=1331万円)
となります。
3回の取引だけで、単利運用と複利運用ではすでに30万円以上の利益差が生じていることが分かります。
投資の利益が元手に反映されることで、効率的に利益を増やせるのが複利運用の最大の特長です。
福利運用と単利運用で利益を出し続ける場合のシミュレーション
当然、単利運用を好むトレーダーがいることからも分かるように、複利運用はメリットばかりではありません。
それでは、単利と複利のどちらがFX取引に向いているのでしょうか?ここでは、毎日一定の利益が出せると仮定してシミュレーションします。
条件は以下の通りです。
- 元手100万円
- 1回の取引で発生する利益=元手の10%
取引回数 | 複利 | 単利 |
初期資金 | 100万円 | 100万円 |
1回目 | 110万円 | 110万円 |
2回目 | 121万円 | 120万円 |
3回目 | 133万円 | 130万円 |
4回目 | 146万円 | 140万円 |
5回目 | 161万円 | 150万円 |
6回目 | 177万円 | 160万円 |
7回目 | 195万円 | 170万円 |
8回目 | 214万円 | 180万円 |
9回目 | 236万円 | 190万円 |
10回目 | 259万円 | 200万円 |
10回の取引だけで59万円の利益の差が生じていることが分かります。
ここで注目して欲しいのは、利益の増加率です。
単利運用だと初期資金(100万円)に対する利益の増加率は1回目で10%(10万円)、5回目で50%(50万円)、10回目で100%(100万円)です。
1回の取引ごとに10%ずつ増加しています。
複利運用だと初期資金(100万円)に対する利益の増加率は1回目で10%、5回目で61%、10回目で159%です。
5回目だと利益の増加率は11%しか単利運用と違いがありませんが、10回目だと利益の増加率は59%の差が生じています。
単利運用と複利運用は、取引回数が少ない間は利益の増加率に大きな差はありません。
しかし、取引回数がどんどん増えると、利益の増加率に大きな差が現れてきます。
では、同じ条件で100回ほど取引をすると、単利運用と複利運用にどれくらいの差が生じるでしょうか?
取引回数 | 複利運用 | 単利運用 |
10回 | 259万円 | 200万円 |
20回 | 673万円 | 300万円 |
30回 | 1740万円 | 400万円 |
40回 | 4520万円 | 500万円 |
50回 | 1億1740万円 | 600万円 |
単利運用だと初期資金(100万円)に対する利益の増加率は10回目で100%、30回目で300%、50回目で500%です。
複利運用だと、初期資金(100万円)に対する利益の増加率は10回目で159%、30回目で1640%、50回目で11640%です。
このケースだと、50回目の取引における、初期資金に対する利益の増加率は、単利運用と比べて複利運用の方が20倍以上も大きくなっています。
福利運用と単利運用で損失を出し続ける場合のシミュレーション
複利運用と単利運用では、複利運用の方が取引回数に比例して、利益の増加率がどんどん高くなるのが分かりました。
しかし、現実にはFXで勝ち続けることは難しく、何度も負け続けてしまうこともあるでしょう。
損失を出し続けた場合、複利運用だとすぐに資金が無くなってしまうと考える人もいます。
それでは、FXで損失を出し続けてしまった場合、単利運用と複利運用でどのような差が生じるのかシミュレーションしてみましょう。
条件は以下の通りです。
- 元手100万円
- 1回の取引で発生する損失=元手の-10%
取引回数 | 複利運用 | 単利運用 |
初期資金 | 100万円 | 100万円 |
1回目 | 90万円 | 90万円 |
2回目 | 81万円 | 80万円 |
3回目 | 73万円 | 70万円 |
4回目 | 66万円 | 60万円 |
5回目 | 59万円 | 50万円 |
6回目 | 53万円 | 40万円 |
7回目 | 48万円 | 30万円 |
8回目 | 43万円 | 20万円 |
9回目 | 39万円 | 10万円 |
10回目 | 35万円 | 0万円 |
単利運用に比べて、複利運用の資金の減り方の方が小さいことが分かります。
このような差が生じるのは、複利運用だと損失が続くことで1回の取引に使える投資額が減るためです。
使える資金が少ないのであれば、損失も小さくなります。
複利運用は緩やかに損失が増えていく運用方法なので、単利運用に比べるとリスクは小さいです。
単利運用の方が良いケース
複利運用は、効率的に利益を増やせるメリットや、損失が続いても資金の減り方が小さいメリットがあります。
では、単利運用をしている人は、どんなメリットがあって単利運用をしているのでしょうか?
FXは勝率50%を超えることで、トータル利益が出せます。
しかし、ハイレバのスキャルピングが主流となる海外FXでは、安定して50%の勝率を出せない場合もあります。
勝率が50%を切るようなトレードをしていると、複利運用の方が単利運用に比べて利益は小さくなります。
では、勝率50%のトレードで複利運用と単利運用の違いを見てみましょう。
条件は以下の通りです。
- 元手100万円
- 1回の取引で発生する利益=元手の10%
- 1回の取引で発生する敗率=元手の-10%
勝率50%の場合
取引回数 | 複利 | 単利 |
初期資金 | 100万円 | 100万円 |
1回目(勝ち) | 110万円 | 110万円 |
2回目(負け) | 99万円 | 100万円 |
3回目(勝ち) | 109万円 | 110万円 |
4回目(負け) | 98万円 | 100万円 |
5回目(勝ち) | 108万円 | 110万円 |
6回目(負け) | 97万円 | 100万円 |
7回目(勝ち) | 107万円 | 110万円 |
8回目(負け) | 96万円 | 100万円 |
9回目(勝ち) | 106万円 | 110万円 |
10回目(負け) | 95万円 | 100万円 |
となり、10回目のトレードでは、複利運用の方が単利運用に比べて5万円損失が多い計算です。
別のパターンで見ても、
取引回数 | 複利 | 単利 |
初期資金 | 100万円 | 100万円 |
1回目(負け) | 90万円 | 90万円 |
2回目(負け) | 81万円 | 80万円 |
3回目(負け) | 73万円 | 70万円 |
4回目(負け) | 66万円 | 60万円 |
5回目(負け) | 59万円 | 50万円 |
6回目(勝ち) | 65万円 | 60万円 |
7回目(勝ち) | 72万円 | 70万円 |
8回目(勝ち) | 79万円 | 80万円 |
9回目(勝ち) | 86万円 | 90万円 |
10回目(勝ち) | 95万円 | 100万円 |
同じことがいえます。
勝率が高いほど複利運用のメリットは大きくなりますが、FXの勝率によっては、単利運用の方が良いケースもあるのです。
実際にトレードをして、自分自身の勝率がどれくらいなのか把握しておく必要があります。
複利運用のロット計算はレバレッジで変わる
複利運用では、取引で得た利益を次の取引で使用する資金に上乗せしますが、これによってさらに大きな利益が狙えるのは、取引資金が増えることで取引量を増やせるからです。
取引に使用する資金と取引量の違いによって、ポジションサイズ(ロット)も変わることになります。
ロットは、「口座の残高×レバレッジ」で計算ができます。
海外FXは大きなレバレッジが使えるため、複利運用ではロットをどんどん増やすことができるのです。
たとえば、レバレッジ100倍を使った場合、複利運用におけるロットは以下のようになります。
- 口座残高1万円 1万通貨 100万円
- 口座残高10万円 10万通貨 1000万円
- 口座残高100万円 100万通貨 1億円
口座の残高に応じて、ロット数も上がっているのが分かります。
反対に、口座残高が変わってもロット数が変わらないなら単利運用です。
また、複利運用では高いレバレッジを使えば使うほど、ロット数も増やすことができます。
レバレッジの上限が25倍に規制されている国内FXだと、増やせるロット数にも限度がありますが、レバレッジの上限が100倍から1000倍以上の海外FXなら、少ない取引回数でも効率的にロットを増やして利益の増大を図ることができるわけです。
複利運用では、どれくらいのレバレッジを使ってトレードするかどうかがポイントの1つになります。
レバレッジを使ってロットを増やすとなると、負けたときの損失も大きくなるので注意が必要です。
最初のうちは、レバレッジを10倍~100倍に設定して取引を始めると良いでしょう。
複利運用を成功させるコツや手法
複利運用して効率的に利益を出すことができれば、複利生活も夢ではありません。
では、どのように複利運用するのが良いのでしょうか?
複利運用のコツとしては、
- ハイレバレッジ&ゼロカットの海外FX業者を選ぶ
- スキャルピングで取引回数を増やす
- 複利運用ができるEAを使った自動売買
などがあります。
ここでは、それぞれのコツについて解説します。
ハイレバレッジ&ゼロカットの海外FX業者を選ぶ
FXの利益は、「元手×利率」から算出できますが、ロット数を増やして取引するなら、「元手×レバレッジ×利率」の計算式です。
レバレッジが大きくなるほど、利益が大きくなることが計算式を見ても分かります。
複利運用はレバレッジを使ってロット数を増やすほど、資金の増え方もさらに大きくなるので、少ない取引回数で利益を大幅に増やしたいなら、ハイレバレッジのトレードが基本です。
しかし、ハイレバレッジトレードは、損失も一気に増えてしまう点に注意しなければなりません。
元手が少ない状態で高いレバレッジを使ってしまうと、相場が急に動いてしまったときに、口座の残高が0円を下回って借金を抱えることになるかもしれません。
そうならないためにも、ハイレバレッジ×複利運用のトレードをするなら、「ゼロカットがある海外FX業者を選ぶ!」ことが大事です。
ゼロカットがある海外FX業者なら、口座の残高が0円を下回ってしまっても、借金の返済をする必要はありません。
借金のリスクを気にすることなく、積極的なトレードができるメリットもあります。
また、ハイレバレッジが基本の海外FX業者でも、業者によって使えるレバレッジの設定は異なります。
複利運用するなら、レバレッジは高いに越したことはありません!
レバレッジはトレーダー自身が調整できるので、レバレッジの上限が大きいほど投資の選択肢が増えます。
海外FX業者の平均的なレバレッジは400~500倍ですが、選択肢を増やすためにも、できれば1000倍近いレバレッジが使える海外FX業者がおすすめです。
スキャルピングで取引回数を増やす
複利運用は、最初のうちは少しずつ利益が増えて、途中から利益の増え方が急激に大きくなります。
つまり、利益を効率的に増やすためには取引回数を増やすことがコツなのです。
取引回数を増やす方法としておすすめするのが、スキャルピング取引になります。
スキャルピングとは、数秒から数分以内の時間軸で取引を行なう手法です。
国内FXではスキャルピングが禁止されていますが、海外FXだとスキャルピングを容認している業者が多いため、この方法は海外FX業者限定になります。
スキャルピングの複利運用では、何度もトレードをして、取引で得た利益をどんどん次のトレードに上乗せして使えるのが大きなメリットです。
複利運用ができるEAを使った自動売買
海外FXの経験が浅いトレーダーや、仕事をしていて裁量取引が難しいトレーダーが、複利運用する方法としておすすめするのが「自動売買取引」です。
自動売買はトレードに関するルールがプログラミングされた「EA」を使用し、相場を自動的に読みながら取引を行ないます。
複利運用するようにプログラミングされているEAも多く、トレーダーが相場を監視しなくても複利運用で利益を増やすことも可能です。
また、自動売買は機械的に取引をするため、トレーダーの心理に影響されないトレードができます。
損切りを嫌う初心者は、心理的な影響を受けやすく、大きな損失を出すことも少なくありません。
自動売買取引が初心者に向いていると言われているのは、心理的な影響を受けないことも大きな理由です。
EAは自分で用意しなければなりませんが、海外FX業者には無料でEAが使い放題サービスを提供しているGEMFOREXのような業者もあるので、業者が提供するEAを上手に使って自動売買で複利運用するのも良いでしょう。
1日5pipsの利益で複利運用した場合の利益
ハイレバレッジが使える海外FXでは、1日5pipsくらいの利益でも複利運用で資産を大きく増やすことができます。
ここでは、
- 1日5pipsの利益
- 10万円の元手
- 1000通貨
を例に、複利運用した場合の利益をレバレッジ10倍・25倍・100倍の違いにも注目して見てみましょう。
稼働日数 | 1日の利益 | 資金 |
1日 | 450円 | 100,450円 |
10日 | 450円 | 104,500円 |
20日(約1ヶ月) | 500円 | 109,100円 |
60日(約3ヶ月) | 600円 | 130,150円 |
120日(約半年) | 750円 | 170,100円 |
240日(約1年) | 1,300円 | 292,000円 |
10万円の元手にレバレッジ10倍、1000通貨の取引は、初心者向きの複利運用のトレード条件です。
この条件で1年間運用した場合、(資金292,000円-初期資金100000円=192,000円)の利益を得ることができます。
レバレッジ25倍。
稼働日数 | 1日の利益 | 資金 |
1日 | 1,150円 | 101,150円 |
10日 | 1,250円 | 111,950円 |
20日(約1ヶ月) | 1,400円 | 125,350円 |
60日(約3ヶ月) | 2,250円 | 197,550円 |
120日(約半年) | 4,450円 | 391,850円 |
240日(約1年) | 17,750円 | 1,552,900円 |
レバレッジ上限25倍は、国内FXの上限レバレッジになります。
この条件で1年間運用した場合、(資金1,552,900円-初期資金100000円=1,452,900円)の利益が得ることができます。
レバレッジ100倍
稼働日数 | 1日の利益 | 資金 |
1日 | 4,600円 | 104,600円 |
10日 | 6,900円 | 156,900円 |
20日(約1ヶ月) | 10,900円 | 246,550円 |
60日(約3ヶ月) | 66,600円 | 1,504,600円 |
120日(約半年) | 1,007,100円 | 22,752,200円 |
240日(約1年) | 230,445,750円 | 5,206,062,250円 |
レバレッジ100倍は、海外FX業者のみ使用できるレバレッジです。
年間の利益は、(資金5,206,062,250円-初期資金100000円=5,205,962,250円)になります。
レバレッジ10倍やレバレッジ50倍に比べて、けた違いに利益が得られることが分かります。
このように、同じ条件でもレバレッジが異なれば、複利運用の効果も大きく変わるのが特徴です。
レバレッジ10倍だと年間の利益は20万くらいですが、レバレッジ100倍だと年間の利益は50億を超えます。
単にレバレッジが10倍から100倍になったから、複利運用での利益が10倍になるわけではありません。
それ以上の大きな利益を得られるのが複利運用です。
失敗しない複利生活をするための心得
今回は複利運用について紹介しましたが、FXにおいて複利運用は基本です。
しかし、複利運用は元手がどんどん増えていくため、メンタル面での負担も大きくなります。
1万円の資金を使って取引するのと、複利運用で増やした100万円の資金を使って取引するのでは、100万円の資金を使う方が精神的なプレッシャーが大きくなるものです。
しかし、よくよく考えれば、複利運用は1回1回の取引で大きな損失が出ることはありません。
たとえば、100万円の資金を投じた場合に、資金の10%を利益・損切りのルールにする場合、ルールに基づいてきちんと取引すれば、負けても資金の10分の1しか失わないわけです。
1000万円、1億円を投資資金として使う場合も同様で、1回の取引ですべての資金を失うことはありません。
複利運用で失敗しないためにも、投資ルールを明確にすることが大切です。
また、元手の額の大小を気にするのではなく、勝率や敗率を気にして投資をしながら、複利生活を目指しましょう。
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最大レバレッジ | ロスカット水準 | ゼロカット | 約定率 |
5000倍 | 20% | 〇 | 99.79% |
最低取引枚数 | ドル円スプレッド | 手数料 | 日本語サポート |
1,000通貨 | 1.2pips | 無料 | 24時間 |
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