海外FXはレバレッジの規制がかからないため、大きなレバレッジを使って取引ができます。
ただし、レバレッジの上限がないわけではありません。
各海外FX業者が、それぞれ上限レバレッジを設けているのが一般的です。
海外FX業者の上限レバレッジの設定値として多いのが、レバレッジ500倍になります。
海外FX初心者が、いきなり500倍のレバレッジを使って取引することも可能です。
今回は、レバレッジ500倍のトレード手法を始め、500倍のレバレッジを使ってスワップポイントが稼げるかどうかも合わせて解説します。
Contents
レバレッジ500倍トレードのやり方・特徴
レバレッジが500倍かけられることは、元の資金を500倍に増やして取引できることを意味します。
たとえば、1万円の資金を用意して取引する場合に、レバレッジがないと1万円分の取引しかできません。
1ドル100円の通貨ペアで取引する場合、1万円の資金なら100通貨しか持てないため、1円の値動きが発生して利益が発生しても手元に入ってくるのは100円です。
しかし、レバレッジ500倍をかけることによって、1万円の資金を500万円まで膨らませることができます。
レバレッジをかけないと100通貨しか持てなかったのが、500倍のレバレッジを使うことで5万通貨まで持つことができるわけです。
1円の値動きでも、100円×500倍=5万円の利益が得られます。
当然、500倍のレバレッジで取引量を増やせば、予想と反したレートの動きをした場合に発生する損失も大きくなります。
500倍のレバレッジは大きな利益が狙える一方、大きな損失やロスカットするリスクも高まるので、トレード手法は短期間勝負の「スキャルピング」がメインになります。
500倍レバレッジとスキャルピングの相性
スキャルピングは、数秒から数分以内で取引する手法です。
1回の取引で発生する利益や損失は小さく、ときには1pipsの利益を取りに行くような場合もあります。
本来なら小さな利益しか期待できないスキャルピングですが、レバレッジ500倍を使って取引量を増やすと、1回の取引で得られる利益も大幅にアップします。
1pipsの利益でも、500倍のレバレッジがあれば、500pipsの利益に膨らませることができるわけです。
スキャルピングは、トレンドに影響されない取引ができるメリットもあります。
レートが細かく上下しているようなレンジ相場に強く、ポジションを保有する期間が短いため、大きな損失を被ることや、ロスカットのリスクが小さいのもメリットです。
500倍のレバレッジをかけたポジションを保有するのは、メンタル的にもきついものがあります。
しかし、スキャルピングなら数秒から数分以内でポジションを決済することが前提なので、心理的な負担を減らせるのもメリットです。
レバレッジ500倍トレードの必要証拠金の計算方法
レバレッジ500倍のトレードも、必要証拠金を用意しなければなりません。
必要証拠金というのは、取引に必要となる最低限の資金になります。
ちなみに、FXでレバレッジが使えるのは、FX業者に必要証拠金を担保として差し出すためです。
必要証拠金は、以下の計算式で簡単に計算できます。
必要証拠金の計算方法
為替レート×取引量÷レバレッジ=必要証拠金
では、
- 為替レート=1ドル100円
- 取引数量=1万通貨
- レバレッジ=500倍
を条件に、必要証拠金の計算をしてみましょう。
ちなみに、レバレッジを使わない場合の必要証拠金は、為替レート100円×取引数量1万÷レバレッジ1倍=100万円になります。
つまり、1万通貨の取引をするためには100万円の資金を用意する必要があるわけです。
レバレッジ500倍を使う場合は、為替レート100円×取引数量1万÷レバレッジ500倍=2000円になります。
つまり、2000円の必要証拠金を用意すれば、1万通貨の取引ができるわけです。
1万通貨の取引量であれば、1円の値動きで1万円の損益が発生します。
ドル円ペアなら、1日の値動きは1円程度なので、1日に1回の取引で1万円の利益が狙える計算です。
レバレッジ500倍なら、2000円の資金を用意するだけで1日に1万の利益を出すことができます。
ただし、必要証拠金は為替レートの変動で変わるため、ポジションを保有しているときは、為替レートの動きに気を付けましょう。
特に、500倍のレバレッジをかけて取引するなら、少しの為替レートの動きでも、必要証拠金は大きく変わってしまうので注意が必要です。
レバレッジ500倍のメリット・デメリット
レバレッジ500倍のメリットは、レートが安定しているときや、数秒単位で取引するスキャルピングと相性が良いことです。
海外FXで億単位の稼ぎがあるトレーダーの多くは、ハイレバレッジ&スキャルピングの手法をメインに使っています。
500倍のレバレッジを使って取引量を増やすだけでなく、取引量を変えずに必要証拠金を500分の1に減らせるのもメリットです。
レバレッジ500倍のデメリットは、レートが予想と逆行した動きをすると、一瞬で資金を失うリスクがあることです。
レバレッジ500倍を使うのであれば、すべての資金を最初から投入するのではなく、少しずつ資金を小出しにしてトレードを行いましょう。
トルコリラで1日1万スワップポイントを稼ぐ場合
FX取引では、為替差益だけでなく「スワップポイント」の利益を狙ったトレード手法もあります。
スワップポイントは、金利差調整分のことで2国間の金利差から得られる利益です。
日本のような金利が低い通貨で、資源国や新興国などで発行している金利が高い通貨を買うと、毎日一定のスワップポイントの利益が発生します。
スワップ狙いで人気の通貨に、トルコで運用されている「トルコリラ」があります。
世界のトレーダーから注目されている通貨ですが、トルコリラと金利が低い円の通貨ペアでは、レバレッジ500倍でどれくらいのスワップポイントが得られるのでしょうか?
ここでは、以下の条件をベースに、500倍レバレッジを使って1日にスワップポイントで1万円稼ぐ方法を解説します。
- 最大レバレッジ500倍
- 1トルコリラ=20円
- 1日あたりのスワップ利益=100円
- 取引量=10000通貨
10000通貨の取引量で1日あたりの利益が100円ですから、1日あたりの利益を1万円にするためには、取引量を「100倍」に増やす必要があります。
つまり、10000通貨の取引量を100万の取引量に増やす必要があるわけです。
必要証拠金は「20円×100万取引量÷レバレッジ」で計算できます。
レバレッジがない場合は、「20×100万÷レバレッジ1倍=2000万」となるため、2000万円の必要証拠金を用意しなければなりません。
では、レバレッジ500倍をかけるとどうなるでしょうか?
20×100万÷レバレッジ500倍=4万円となります。
レバレッジ500倍を使ってトレードすれば、4万円の必要証拠金だけで、1日1万円のスワップ利益が期待できるわけです。
ただし、トルコリラはレートの動きが大きい通貨なので、500倍のレバレッジだとロスカットの可能性も高まるので注意しましょう。
500倍レバレッジに必要な条件
500倍のレバレッジを使う場合、追証なしやゼロカットシステムが導入されている海外FX業者の利用が必要です。
500倍のレバレッジを使うと、必要証拠金はかなり少なくなります。
そのため、レートが急激に動いたときに、ロスカットが間に合わずに借金を抱えるリスクも無視できません。
ゼロカットがあれば、借金分は請求されないため、500倍のレバレッジでも安心してトレードができるわけです。
また、海外FX業者によってはレバレッジの上限を500倍にしているにも関わらず、
「口座の残高が○○円以下の場合のみ、500倍のレバレッジが使える」
と条件付きにしている場合もあります。
500倍のレバレッジを使って取引するなら、500倍のレバレッジ使用に制限がないかどうかも確認しておきましょう。
また、500倍のレバレッジはスキャルピングがメインになるので、スキャルピングが禁止されてない海外FX業者選びも必要です。
500倍レバレッジを使うなら、これらの条件を満たしている海外FX業者を選びましょう。
おすすめ業者の一例としてGEMFOREXがあります。
ゼロカットがあり、スキャルピングも大歓迎のスタンスです。
日本語サポートや初心者向けのサポートが充実しているので、いきなり500倍のレバレッジを使ったトレードに挑戦したい人にも向いています。
レバレッジ500倍のトレード手法は?レバ500倍でどれくらいスワップポイントで稼げるのかまとめ
500倍のレバレッジを使って取引するなら、
- 数秒単位のスキャルピングをメインにする
- レートが安定している通貨を選ぶ
- ゼロカット、スキャルピングができる海外FX業者を選ぶ
- 条件なしで500倍レバレッジが使える
などの要点を抑えておきましょう。
500倍のレバレッジは大きな利益が狙えますが、運用次第では大きなリスクも生じます。
まずは、数倍~数十倍の小さなレバレッジからスタートし、段階的に500倍レバレッジを目指すようなトレード法がおすすめです。
レバレッジ | 特徴・手法 |
レバレッジ1倍(なし) | ロスカットが発生しない・限りなく低リスク |
レバレッジ2倍 | ロスカットが起きにくく安全 |
レバレッジ3倍 | スワップポイント狙いの長期保有がに向いている |
レバレッジ5倍 | 大きなリスクを避けつつ、適正なリターンも狙える |
レバレッジ10倍 | 短期でも長期でも運用できるオールマイティー |
レバレッジ20倍 | スキャルピングができるようになる |
レバレッジ25倍 | 国内FXの最大倍率でスキャル・デイトレにちょうどいい |
レバレッジ100倍 | スキャルピング・スワップ狙いの取引が基本 |
レバレッジ400倍 | スキャルピングが基本 |
レバレッジ500倍 | 為替変動を利用したスキャルピングトレード |
レバレッジ888倍 | 大きな利益が狙える一方、大きな損失やロスカットするリスクも高まる |
レバレッジ1000倍 | ハイレバ勝負には1000倍ゼロカットがおすすめ |
レバレッジ3000倍 | 3000倍までくると高リスク |
レバレッジ5000倍 | 5000倍は高リスクのため金額制限がある |
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最大レバレッジ | ロスカット水準 | ゼロカット | 約定率 |
5000倍 | 20% | 〇 | 99.79% |
最低取引枚数 | ドル円スプレッド | 手数料 | 日本語サポート |
1,000通貨 | 1.2pips | 無料 | 24時間 |
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